KIOKURA ARTICLE
施設関係者向け|入居予定者・ご家族から家じまいを相談されたときの対応範囲
有料老人ホーム・サ高住の施設関係者向けに、入居に伴う家じまいでキオクラが対応する範囲、ご本人・ご家族が直接相談する方法、施設側で対応不要な事項を説明します。
キオクラは京都府・滋賀県のご自宅へ伺い、施設へ持っていくと決まった品と判断を保留する品を片づけ対象から外し、残る家財の片づけと簡易清掃を進めます。思い出のデジタル化や家財の査定・買取も、ご本人・ご家族の希望と品の状態に応じて相談できます。
この記事は、施設関係者にキオクラへの紹介や取次をお願いするものではありません。ご本人・ご家族の個人情報をキオクラへ共有したり、施設側で契約や家財の判断をしたりする必要もありません。キオクラは各施設と提携しておらず、施設からの顧客紹介を前提にしていません。相談はご本人・ご家族から直接受け、契約と家財の売却・処理に関する承諾は、所有者または依頼権限のある方と行います。
施設側の役割は3点
施設関係者が家じまいの事業者選定や家財判断まで担う必要はありません。相談を受けたときは、次の3点を切り分ければ十分です。
- 入居先で必要な品と持込条件は、施設の既存ルールに沿って説明する
- 元の自宅側の相談は、ご本人・ご家族が選んだ外部窓口へ直接連絡してもらう
- 本人の意思確認や依頼権限に課題がある場合は、施設内の既存手順と公的・専門的な相談先へつなぐ
「家じまいを終えないと入居できない」「この事業者を使う必要がある」と誤解される説明は避けます。入居条件に自宅の片づけが実際に関係する場合は、施設の正式な契約書・入居案内に基づき、その条件だけを説明してください。
入居準備と自宅の作業
入居日、持ち込める家具や生活用品の大きさ・数量、搬入方法などは、入居先の施設へ確認する内容です。元のご自宅に残る家財の扱いは、ご本人・ご家族とキオクラが直接確認します。施設関係者が自宅の家財を調査したり、処分や売却を判断したりする必要はありません。
| 内容 | 確認・判断する主体 |
|---|---|
| 入居日、持込み条件、搬入方法 | ご本人・ご家族が入居先施設へ確認 |
| 元のご自宅を空ける期限、所有者、依頼権限 | 所有者または依頼権限のある方が確認 |
| 対応可否、見積り、作業方法 | キオクラがご本人・ご家族へ直接説明 |
| 売却・返却・適正処理する品 | 所有者または依頼権限のある方が決定 |
入居先へ持っていく品がすべて決まる前でも相談できます。ただし、キオクラが持込み品を決めることはありません。持っていくと決まった品と判断を保留する品は片づけ対象から外し、現地見積りで物量や搬出条件を確認したうえで作業範囲と日程を調整します。
施設側の取次・手続きは不要
施設からキオクラへ、ご本人・ご家族の氏名、住所、電話番号などを共有していただく必要はありません。相談予約の取次、契約内容や料金の説明、作業日の調整も施設側へお願いしません。
ご本人・ご家族がキオクラの利用を希望する場合は、ご本人またはご家族から直接ご連絡いただきます。その後の現地見積りと作業日の調整も、キオクラとご本人・ご家族との間で行います。契約と家財の売却・処理に関する承諾は、所有者または依頼権限のある方へ確認します。
本記事と施設入居に伴う家じまいの案内は、誰でも閲覧できる公開情報です。ご本人・ご家族が直接確認できます。施設関係者が閲覧先を伝えた場合も、施設による推薦・斡旋やキオクラとの提携を示すものではありません。
施設向けの中立的な案内文
元のご自宅の家財については、ご本人・ご家族で対応方法と事業者を選んでいただけます。施設は契約を取り次がず、外部事業者へ連絡先を提供しません。必要であれば、ご本人・ご家族が比較・確認できる公開情報をご案内します。
キオクラの案内ページを伝える場合も、施設の推薦ではなく、本人・家族が自分で確認する公開情報の一つとして扱います。料金、対応可否、日程を施設側で説明・保証しないでください。
聞き取らなくてよい情報
- 自宅の正確な家財量や査定希望品
- 通帳、印鑑、現金、貴金属の所在
- 写真や手紙の内容
- 売却・処分する品の最終判断
- 事業者へ渡す鍵や本人確認書類
- 見積り、契約、支払いに必要な個人情報
ご本人・ご家族が相談を希望した場合も、これらはキオクラが本人・依頼権限のある方から直接確認します。個人情報保護委員会は、事業者が本人の同意なく個人データを家族へ伝えることも、原則として第三者提供に当たり得ると案内しています(FAQ「家族への個人データ提供」)。施設での具体的な取扱いは、各施設の個人情報保護方針、同意状況、法令、緊急時の手順に従ってください。
入居が見通せた後の家じまい
キオクラは、入居先の選定、施設の紹介・斡旋・入居仲介を行いません。空室、料金、入居条件、介護・医療サービスについても、各施設または公的な相談窓口へご確認いただきます。
ご自宅側では、施設へ持っていくと決まった品と判断を保留する品を片づけ対象から外します。残る品を一律に処分するのではなく、次の順序で行き先を確認します。
- ご本人・ご家族が元品のまま残す品
- デジタル化して残す思い出の品
- 査定・買取を検討する家財
- 合意後に片づける品
現金、通帳、印鑑、権利書、契約書、鍵などの重要書類と貴重品は、品の分類より先に、ご本人・ご家族または依頼権限のある方に確保していただきます。
急がず保留する3つの状態
次の状態では、現地の安全確認や重要品の保護にとどめ、売却・処分など不可逆な作業を急ぎません。
- 入居契約や入居日が未確定で、自宅へ戻る可能性がある
- ご本人の現在の意思を確認する環境が整っていない
- 家財を売却・処分できる所有者または依頼権限が確認できない
厚生労働省の認知症の人の意思決定支援ガイドラインは、本人が自らの意思に基づいて生活できるよう、意思の形成・表明・実現を支える考え方を示しています。施設職員であることや家族であることだけを理由に、本人の家財を代わりに売却・処分できるとは限りません。施設内の意思決定支援手順、成年後見人等の権限、必要な専門相談を確認してください。
思い出・買取・片づけの窓口
思い出のデジタル化
写真、アルバム、ネガフィルム、ビデオテープ、賞状、作品、トロフィーなどを確認します。元品のまま残す品とデジタル化する品を分け、品目と数量に応じて料金をご案内します。
デジタル化後の元品は、返却、原則として納品後30日間保管した後の適正処理、対象を特定した明示的な承諾による完了後の即時処理のいずれかを申込時に確認します。詳しい条件はデジタル化後の元品・データの保管と返却ルールで確認できます。
家財の査定・買取
家一軒分の品を確認し、価値が見込める家具、家電、時計、カメラ、骨董品、趣味の品などを査定します。査定を受けただけで売却にはなりません。対象品と査定額をご確認いただき、所有者または依頼権限のある方が売却する品を決めます。
売却に同意された家財の買取額は、片づけ費とデジタル化費から差し引きます。家財の査定・買取条件もあわせてご確認ください。
片づけ・簡易清掃
残す品、売る品、片づける品を確認した後、合意した範囲を仕分け・搬出します。搬出後は簡易清掃まで行います。外部事業者が一部の作業を担う場合は、契約主体、作業範囲、費用、責任主体を依頼者へ事前に説明します。
未承諾の品を買取・処分することはありません。立会いが難しい場合は、鍵の受渡しを記録し、電話や写真で判断を確認しながら進めます。
直接相談で確認する5項目
次の内容は、ご本人・ご家族とキオクラが直接確認します。施設関係者が聞き取ったり、管理したりする必要はありません。すべて決まっていなくても相談できます。
- 元のご自宅の所在地と種類:京都府・滋賀県内の住所、戸建て・集合住宅など
- 入居日と自宅側の期限:賃貸の退去日、売却予定、家を空けたい時期など
- 所有者と依頼権限:契約や家財の売却・片づけを判断できる方
- 施設へ持っていく品:家具、衣類、日用品など、現時点で決まっている範囲
- 立会いと連絡方法:現地で立ち会う方、鍵の受渡し、電話や写真で確認する方法
家財量、部屋数、大型家具、階段やエレベーター、駐車位置などは、無料の現地見積りでキオクラが確認します。
ご相談から家一軒の完了まで
- 相談・現地見積り:ご本人・ご家族から、物件の種類、市区町村、家財のおおよその量、入居日、自宅側の期限、立会いの可否を伺い、キオクラが家財量、搬出経路、必要人数、車両を確認します。
- 品の行き先・条件・料金の確認:ご本人・ご家族と、残す品、片づける品を分け、作業条件と料金を確認します。デジタル化や査定を希望する場合は、対象、納期、料金と取扱条件も見積りに加えます。
- 合意した片づけ・簡易清掃:対象と料金への合意後、仕分け・搬出、簡易清掃を進めます。査定した品は、売却に同意した場合だけ買取します。
- 作業完了・精算:現地作業の完了を確認し、現金または銀行振込で精算します。デジタル化を依頼した場合は、事前にご案内した納期にデータと必要な返却品を後日お渡しします。
相談から完了までの詳細は家じまいのご利用の流れで確認できます。
現地作業完了後に精算
相談と現地見積りは無料です。最終精算額は、次の考え方で算出します。
片づけ費 + 希望したデジタル化費 − 成立した買取額 = 最終精算額
片づけ費は、家財量、搬出経路、必要人数、車両、作業内容を現地で確認して見積もります。デジタル化を希望する場合は、品目と数量を確認して料金表に沿ってご案内します。
着手金はなく、合意した片づけ・搬出・簡易清掃などの現地作業完了後に、現金または銀行振込でまとめて精算します。買取額が作業料金を上回る場合は、その差額をキオクラから現金または銀行振込でお支払いします。追加作業が必要になった場合も、実施前に内容と料金を確認します。
デジタル化を依頼した場合、費用はデータの納品前に精算し、完成データは事前にご案内した納期で後日お渡しします。デジタル化できなかった品の減額・返金条件は見積り時に明示します。詳しくは家じまいの料金と精算方法をご覧ください。
施設紹介・引越しは対象外
キオクラの基本サービスに、次の内容は含まれません。
- 施設の選定、紹介、斡旋、入居仲介
- 施設の空室、料金、入居条件、介護・医療サービスの案内
- 医療・介護上の判断
- 入居先施設への引越し、荷物の搬入
施設へ持っていく品は片づけ対象から外しますが、搬入方法は施設または引越し事業者へご確認ください。
ご家族が直接確認できる案内
ご本人・ご家族向けのサービス範囲、料金、進め方は、次のページで説明しています。施設側で内容を説明したり、相談を取り次いだりする必要はありません。
キオクラは、京都府・滋賀県にある元のご自宅側の家じまいを承ります。各施設との提携関係はなく、施設側へ個人情報の共有、紹介、取次、契約、作業管理をお願いすることはありません。
参考・出典
- 厚生労働省「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」
- 厚生労働省「高齢者向け住まい」
- 厚生労働省「有料老人ホームの設置運営標準指導指針」
- 個人情報保護委員会「本人の同意を得ない家族への個人データ提供」FAQ
公的情報は2026年9月2日に確認しました。施設の入居条件、個人情報の取扱い、本人の意思決定支援、成年後見人等の権限は、施設規程と個別事情により異なります。施設内の正式な手順と関係機関の案内を優先してください。