KIOKURA ARTICLE

終活で備える手続き一覧|退去・料金精算・解約・遺品整理

終活で準備したい契約情報と、家族が亡くなった後の家賃・公共料金の精算、賃貸の退去、携帯・ネット解約、行政手続き、家財・遺品整理の確認先と進め方を解説します。

No.43記事公開更新
読みもの一覧へ戻る

この記事は、京都府・滋賀県でご自身の終活を考える方と、亡くなったご家族の住まいを片づける方に向けた案内です。生前にできる準備と、亡くなった後の手続きを区別し、「連絡先」「準備する情報」「進める順番」を整理します。相続・税務の手続き全体を網羅するものではなく、住まい・生活契約・家財への対応を中心に扱います。

生前に残す契約と品物

元気なうちにできる準備は、契約先や書類の場所、思い出の品の扱いを、後から見つけられる形で残すことです。今の暮らしに必要な契約を、終活のためにすぐ解約する必要はありません。

ノートや一覧表には、次を分けて書いておきます。

  • 住まい:賃貸契約書の場所、貸主・管理会社、契約者名、駐車場など別契約の有無
  • 公共料金:電気・ガス・水道の契約先、お客さま番号、使用場所、支払方法
  • 通信:携帯電話、固定回線、プロバイダ、追加サービスの契約先と契約書の場所
  • 手続書類:本人確認・保険・年金などの書類の保管場所、相談した専門家の連絡先
  • 思い出と家財:残したい品、渡したい相手、デジタル化したい写真や映像、判断を保留する品
  • 引継ぎ:一覧表の保管場所を知らせる相手、最後に内容を見直した日

パスワードや暗証番号を、家財の作業指示書や誰でも見られる共有表にまとめないでください。契約の一覧と秘密情報の保管方法を分け、必要な人にどう伝えるかを考えます。国民生活センターも、デジタル終活として契約情報の整理やエンディングノート、サービスの引継ぎ機能の活用を案内しています。

写真には「誰が写っているか」「誰に渡したいか」も残せます。親子での声のかけ方や記録例は、生前整理で親と一緒に写真を片づける方法をご覧ください。

死後の手続きと期限

ご家族が亡くなった後は、片づけを始める前に、期限のある届出と各契約先への連絡を確認します。ただし、行政手続きがすべて終わるまで家財の確認ができない、という意味ではありません。進められる準備は並行し、売却・処分や契約終了の判断は権限を確かめてから行います。

最初に確認する項目は、次の5つです。

  • 行政手続き:死亡届などの期限、住所地の手続き案内、必要書類
  • 家賃・賃貸住宅:契約者、管理会社、住み続ける人の有無、解約と明渡しの条件
  • 電気・ガス・水道:契約先、最後に使う作業日、停止か名義変更か
  • 携帯・ネット:契約先、家族が使い続けるか、写真・認証・返却機器の確認
  • 家財・遺品:手続書類の保管、残す品、判断する人、搬出できる範囲

連絡する人が複数いる場合は、確認日、窓口・担当者、受付番号、必要書類、次の期限を同じ一覧に記録します。「電話で問い合わせた」「書類を提出した」「解約が完了した」は別の状態として扱いましょう。

家賃精算と賃貸退去

賃貸住宅を退去する場合、最初の連絡先は契約書に記載された貸主・管理会社です。生前の住み替えなら本人の契約に沿って解約を申し出ます。借主が亡くなった場合はその事実を伝え、誰がどの書類で手続きを進めるかを確認します。

通常の賃貸借では、借主の死亡だけで契約が自動終了するわけではなく、賃借権や室内の家財は原則として相続の対象になります。終身建物賃貸借など別の扱いとなる契約もあるため、契約内容を確認してください。家族が住み続ける場合も、退去を前提にせず、契約上必要な対応を管理会社に相談します。

退去日を決める前に聞くこと

管理会社には、次をまとめて確認すると、家財の搬出日から鍵の返却まで予定を組みやすくなります。

  1. 解約の申出ができる人と、提出する書類・方法
  2. 解約予告期間と、解約日・明渡し日の扱い
  3. 家財を搬出できる日時、共用部・エレベーター・駐車場所の使用条件
  4. 退去立会い、室内確認、鍵・複製した鍵の返却方法
  5. 原状回復の確認方法と、敷金等の精算明細の受取先

「どの賃貸でも1か月前に連絡すればよい」とは限りません。国土交通省の賃貸住宅標準契約書も任意のモデルであり、実際の契約で予告期間や精算条件を確かめる必要があります。

家賃・共益費・敷金の精算

最後の精算では、未払い分、家賃・共益費の精算対象期間、解約予告が不足する場合の賃料相当額の有無、日割りの有無、原状回復費用、敷金等の返還を区別し、項目ごとの明細を確認します。死亡日、家財を搬出した日、鍵を返した日が、そのまま家賃の終了日になるとは限りません。

室内は、搬出後の状態や既存の傷などを写真で記録しておくと、管理会社との確認に使えます。通常損耗や経年変化まで一律に借主負担となるわけではありませんが、契約・特約や実際の状態によって確認が必要です。説明に納得できないときは、その場で分からないまま合意せず、明細を持って消費生活センター等へ相談します。

相続放棄を検討している、相続人や手続権限が分からない場合は、家財の売却・処分、契約終了、故人の財産からの支払いに進む前に弁護士等へ確認してください。「家族だからすべて払う・処分する」と決めず、まず契約と請求内容を把握することが大切です。

公共料金の停止と精算

電気・ガス・水道は、契約先へ使用停止または名義変更を申し込み、最後の料金をどこへ、いつ、どの方法で請求してもらうかまで確認します。家族が住み続ける場合や、片づけで設備を使う場合は、すぐ停止せずその事情を伝えます。

検針票や請求書を手元に置き、次の情報を用意してください。

  • 契約者名、使用住所、お客さま番号・使用番号
  • 契約者が亡くなったことと、連絡する人の氏名・続柄・連絡先
  • 停止か継続かの希望と、電気・ガス・水道を最後に使う予定日
  • 最終請求書や精算書の送付先、支払方法を変更する必要の有無

死亡時に必要な確認書類や申込方法は、通常の引越し手続きと同じとは限りません。契約者本人の同意を前提とするアプリ等へそのまま入力せず、死亡時の受付方法を契約先に確認します。水道料金が家賃と一緒に請求されている物件では、まず管理会社に精算方法を確認してください。

片づけ後に電気・水道を停止

電気は室内照明、家電の動作確認、データの確認、電気を使う清掃に必要になる場合があります。水道は搬出後の簡易清掃、手洗い・トイレ等で使います。ガスも、給湯や設備確認で使う予定があるかを確認してから停止日を決めましょう。

申込みを作業終了まで待つのではなく、作業日が決まった段階で停止日を予約する考え方です。閉栓時の立会い、メーターへの立入り、停止日当日の使用時間も契約先へ確認します。詳しい工程の組み方は、家じまいで電気・ガス・水道を止めるタイミングで解説しています。

最後の請求まで確認

受付日と契約の停止日、最終請求の到着日は一致しないことがあります。未払い分、最終使用分、精算書の送付先、口座振替等ができない場合の支払方法を確認し、受付番号と支払記録を残します。ブレーカーを切ることや支払口座を使えなくすることは、使用停止の申込みの代わりにはなりません。

例えば京都市の水道では、使用中止の届出に加え、検針後の料金精算が案内されています。契約先によって日割りや最終請求の条件は異なるため、「どの公共料金も同じ計算」とは考えないでください。

書類と家財の仕分け

家財の整理は、すべてを運び出す前に、手続きに必要な原本と、家族が残したい品を分けるところから始めます。契約書や請求書が見つかれば、退去・解約の確認も進めやすくなります。

  • 手続きのために保管する:契約書、請求書、通帳、保険・年金関係書類、権利に関わる原本
  • そのまま残す・引き継ぐ:本人や家族が使う物、形見、原物を残したい写真や記念品
  • デジタル化を検討する:写真、アルバム、家庭の映像、手紙、賞状、作品など
  • 査定や片づけを検討する:売却を検討する家財、今後使わない物。ただし対象と権限を確認してから判断する

写真に撮ったからといって、証明書や契約書の原本が不要になるとは限りません。原本の要否が分からない書類は保管し、手続き先に確認します。相続した実家の重要書類チェックリストも確認に使えます。

残す品は、搬出対象と混ざらないよう場所を分け、箱や保護袋に内容と行き先を記録します。借りているルーター、福祉用具、建物の備品などは、私物と分けて返却先を調べてください。写真・動画を残す場合は、原物を残すか、データにするか、誰が受け取るかも決めます。迷う品をすぐ売却・廃棄せず、判断を保留する場所を設けても構いません。

家族間で意向が分かれる品や、所有者・依頼権限が分からない品は、無理に搬出日へ判断を合わせないことが大切です。品ごとの判断方法は、残す・デジタル化する・手放すの考え方をご覧ください。

携帯・ネットの解約前確認

携帯電話やインターネットは、契約先の死亡時手続き窓口に、解約するのか、家族が契約を引き継いで使うのかを相談します。端末を使わなくなっただけ、アプリを削除しただけでは、契約の終了にはなりません。

携帯の契約とデータ

手続き前に、契約者名、電話番号、料金明細、申し出る人の本人確認書類を用意し、死亡を確認できる書類や続柄の確認書類が必要かを契約先へ聞きます。例えばドコモには死亡による解約の専用案内があり、通常の解約とは別に必要書類等が示されています。オンラインで完結するか、店頭等で行うかは契約先・ブランドによって異なります。

同時に、次を確認してください。

  1. 家族写真・動画が端末内とクラウドのどちらにあるか
  2. 電話番号を連絡先やSMS認証に使っているサービスがあるか
  3. 有料サービス、端末の分割払い、未払い料金が残っていないか
  4. 家族が回線・端末を使い続ける必要があるか

故人になり代わってログインしたり、ロック解除を無理に試したりせず、権限のある人が各サービスの公式な手続きで確認します。データへのアクセスや引継ぎは審査等を伴い、取得できるとは限りません。詳しくはスマホ・パソコンが遺品として残ったときの確認手順をご覧ください。

携帯を解約しても、別途契約したサブスクリプションや端末の分割残額がなくなるとは限りません。最終月の料金、日割りの有無、解約後に残る請求も確認します。

固定回線の解約と機器返却

インターネットは、回線の契約先だけでなく、プロバイダ、ひかり電話、追加オプション、レンタル機器の契約を確認します。一括契約か別契約かによって、連絡する先が異なります。

  • 解約する契約の範囲と、それぞれの終了日
  • 工事費の分割残額、契約解除料、最終月の料金
  • ルーター・ONU等の返却対象、返送先、返送期限
  • 撤去工事や管理会社の確認が必要か、立会いが必要か
  • 解約後に使えなくなるメールアドレス等がないか

死亡時でも、すべての解約料が免除されるとは限りません。SoftBankの光・Air等の公式案内では、通常解約と同様に解除料や残債が請求される旨が示されています。自分の契約について、受付時に内訳を確かめてください。

借りている機器は家財の処分に混ぜず、契約先の返送案内に従います。返送した日と配送控えを残し、機器の返却まで済んだかを手続き一覧に記録しましょう。

死亡後の行政手続き

行政の手続きは、死亡届を出せばすべて終わるわけではありません。住所地の市区町村が案内する「おくやみ手続き」等で、加入していた保険や年金、利用していた制度に応じた届出・返還・給付の手続きを確認します。

死亡届の期限と提出先

国内で亡くなった場合、死亡の事実を知った日から7日以内が原則です。死亡届には、医師が記入する死亡診断書等の部分があるため、用紙と記載内容を確認します。誰が届出人として署名するかと、誰が窓口へ持参するかは区別してください。

京都市では、区役所・支所の市民総合窓口室などが受付先で、市役所では受け付けていません。国外での死亡や閉庁日に関わる取扱いなどは条件が異なるため、該当する窓口へ確認してください。葬儀社等が提出を取り次ぐ場合も、提出済みかを確認しておきます。

保険・年金・介護の書類

次の書類をひとまとめに保管し、市区町村、加入先の健康保険、勤務先、年金事務所など該当する窓口へ問い合わせます。

  • 国民健康保険・後期高齢者医療等の資格確認書など、加入先が分かるもの
  • 介護保険被保険者証、負担割合証など
  • 年金証書、基礎年金番号や受給内容が分かる書類
  • 来庁・申請する人の本人確認書類と、窓口から指定された確認書類

例えば京都市の国民健康保険では、亡くなった日の翌日から14日以内の届出が案内されています。他の健康保険や給付まで同じ窓口・期限とは限りません。必要書類や葬祭費等の申請についても、加入先に確認してください。

年金は、日本年金機構にマイナンバーが収録されている場合、年金受給権者死亡届を原則省略できることがあります。ただし、未支給年金の請求や遺族年金等は別に確認が必要です。「死亡届を省略できるから、受け取れる給付の手続きも不要」とは考えず、受給状況を年金事務所等へ伝えます。

住所地の手続き案内

京都市には亡くなった後の手続き案内があり、大津市には完全予約制のおくやみ窓口があります。市区町村の窓口で扱える範囲と、年金事務所や民間事業者で行う手続きは異なります。

別の市町村にお住まいだった場合は、その住所地の公式サイトで「おくやみ」「死亡に伴う手続き」を確認してください。持参書類や予約の有無を先に確かめると、書類不足による再訪を減らしやすくなります。各窓口の公式案内は記事末尾にまとめています。

手続きと片づけの日程

退去・解約と家財の片づけは、担当を分けながら日程を合わせると進めやすくなります。次は家を明け渡す場合の組み方の例であり、行政手続きの期限が来るまで待つ順番ではありません。

  1. 期限のある届出を確認し、管理会社・契約先へ必要な連絡をする
  2. 残す書類・思い出・家財を確認し、売却や処分の権限を確かめる
  3. 解約・明渡しの条件に合わせて、家財の見積りと搬出・簡易清掃の日を決め、作業で使う電気・水道等の最終使用日と通信・設備の返却や撤去を調整する
  4. 室内確認と鍵の返却、各契約の最終請求・返却物をそれぞれ確認する

写真や映像のデジタル化には、現地の搬出とは別に時間がかかります。住まいの明渡し日と、思い出のデータを受け取る日を同じ締切にせず、必要なデータの受取時期と元品の扱いを事前に相談しましょう。

家財整理はキオクラへ

管理会社への連絡や行政手続きと並行して、家一軒分の家財を自分たちだけで確認・搬出するのが難しい場合は、キオクラへご相談ください。京都府・滋賀県で、残したい思い出の確認、家財の査定・買取、片づけをひとつの窓口で承ります。

  • 思い出:写真・アルバム・家庭の映像、賞状・作品などを事前に確認し、残したい品をデジタル化
  • 買取:価値が見込める家財を査定し、金額を確かめてから売るか残すかを選択
  • 片づけ:合意した範囲の仕分け・搬出、手放す品の適正処理に向けた手配、作業後の簡易清掃

賃貸住宅の場合は、明渡し予定日と管理会社から伝えられた搬出条件をお知らせください。立会いが難しい場合も、鍵の受渡しと確認方法を相談できます。未承諾の品を買取・処分せず、残す品と作業範囲を確認してから進めます。

キオクラがひとつの窓口で承るのは、家財の片づけと、希望に応じた査定・買取や思い出のデジタル化です。家賃や公共料金の支払い代行、賃貸契約の解約、携帯・ネットの解約、行政への届出、相続・税務の判断までをまとめて代行するサービスではありません。また、簡易清掃と、賃貸契約上の原状回復・修繕は別のものです。

家じまい費用と別途精算

相談・現地見積りは無料で、着手金は不要です。片づけ費を基本に、希望したデジタル化費用を加え、買取が成立した場合だけ買取額を差し引きます。合意した現地作業の完了後に現金または銀行振込で精算します。デジタル化を依頼した場合、データは事前にご案内した納期で後日納品します。

デジタル化を依頼する場合、対応できなかった品の減額・返金条件は見積り時に明示します。家賃・公共料金・通信料金や原状回復費用は、それぞれの契約先との精算であり、キオクラの作業料金には含まれません。金額と条件は料金と精算の案内、ご本人の希望を聞きながら進める対応範囲は終活・生前整理の家財整理をご確認ください。

まずは、物件の市区町村、家を空けたい時期、家財のおおよその量、残したい写真や映像があるかを、分かる範囲でお知らせください。終活・生前整理の家財整理を無料相談するからご相談いただけます。

参考・出典

公式情報は2026年9月3日に確認しました。この記事は手続きの確認順を整理した一般的な案内です。必要書類、期限、契約・費用の扱いは個別に異なるため、最新の条件は各自治体・契約先へ確認してください。権限、相続、債務や契約終了に判断が必要な場合は、弁護士等の専門家へご相談ください。

家一軒の不用品回収・片づけを無料見積り

片づけたい範囲や家財の量が分からなくても、ご相談ください。現地で作業内容と費用をご案内します。買取できる品の査定、写真のデジタル化や不要なパソコンの引き取りも、ご希望に応じて確認します。

部屋数や主な家財など、分かる範囲でお知らせください。品目・訪問条件を確認し、対応できる範囲と処理方法をご案内します。

任意項目を入力する物件の種類・立会い・希望時期などを伝えると、ご案内がスムーズです。
原則として送信から24時間以内に、担当者からお電話またはメールでご連絡します。