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子どもの絵や工作を保存する方法|場所を取らずに思い出を残す

子どもの絵、書道、工作、粘土作品を、選ぶ・撮影する・情報を付ける・原物を残すの順で整理する方法を解説します。

No.19記事公開更新
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結論として、作品を「現物を残す」「撮影して残す」「記録後に手放す」の3つに分けます。この記事では、子ども本人と作品を選び、年齢や本人の言葉を残す方法へ焦点を当てます。立体物の撮影技術は、立体作品をデジタル保存する方法で詳しく説明しています。

京都府・滋賀県の住宅で、収納場所が限られている、実家に子ども時代の作品が残っている、進学や引っ越しを機に整理したい家庭に向く方法です。

残したい作品から選ぶ

作品を広げたら、まず「特に残したい物」を選びます。

  • 初めて描いた人物画
  • 家族を描いた作品
  • 本人が気に入っている作品
  • 受賞した作品
  • 成長の変化が分かる作品
  • 家族にとって思い出のある作品

捨てる物だけを探すより、「残したい物を選ぶ」と伝えた方が、本人も参加しやすくなります。子どもの反応は年齢や性格によって異なるため、嫌がる場合はその場で処分を決めません。

年齢が上がっている場合は、本人に3点だけ選んでもらう方法もあります。親が選ぶ3点、本人が選ぶ3点というように分けてもよいでしょう。

最初の仕分けは4箱で止める

作品が多いときは、1点ずつ最終判断せず、次の4区分へ仮置きします。

  • 現物を残す: 本人が選んだ物、代表作、受賞作、素材や筆跡を実物で残したい物
  • 撮影して残す: 内容は残したいが、大きさや数量から現物保管が難しい物
  • 家族に確認する: 作者、年代、由来、受け取り希望が分からない物
  • 状態を確認する: 乾いていない、壊れかけ、かび・虫・べたつきがある物

「家族に確認する」と「状態を確認する」は、その日の処分対象へ入れません。箱または袋に仮番号を付け、誰に何を確認するかを書いておくと、判断待ちの作品が再び混ざりません。

平面作品の影・反射対策

絵、書道、版画、手紙などは、作品とカメラを平行にして正面から撮ります。

注意点は次のとおりです。

  • 四隅を画面に入れる
  • 影が入らない場所を選ぶ
  • 反射する作品は照明角度を変える
  • 折れや丸まりを無理に伸ばさない
  • 色が分かる明るさにする
  • 名札や学校名の公開範囲に注意する

大きさを後で確認したい場合は、撮影とは別に寸法をメモします。定規を作品に重ねると傷める可能性があるため、必要なら作品の横へ置きます。

立体作品は7方向から撮影

工作、粘土、模型などの立体作品は、形を伝えるために正面だけでなく複数方向から撮影します。キオクラでは次の7方向を標準にしていますが、これは公的な保存規格ではなく、家庭の作品を同じ順番で見返しやすくするための自社仕様です。

最低限、次を撮ります。

  • 正面
  • 左側面
  • 右側面
  • 背面
  • 背面左
  • 背面右
  • 俯瞰

底面に名前や日付がある場合は、作品を安全に動かせる範囲で記録します。壊れやすい、重い、部品が外れそうな作品は、無理に持ち上げません。

背景を白や無地にそろえると、作品の形が見やすくなります。同じ場所、同じ照明で撮ると、年代を並べたときに統一感が出ます。

名前・学年・本人の言葉

作品の画像には、子どもの名前、年齢や学年、制作年月などを添えます。画像だけでは、数年後に誰が何歳で作ったか分からなくなるためです。

  • 子どもの名前
  • 年齢または学年
  • 制作年月
  • 作品名
  • 学校や教室
  • 使った材料
  • 本人の一言
  • 家族が覚えている話

本人の一言は、正解を求めません。「どこが好き?」「これは何を作ったの?」と聞き、そのまま短く残します。作品と画像を同じ番号で結ぶ考え方は、文化庁のミュージアムDX実践ガイドでも、資料を識別する番号と画像ファイルを対応させる方法として説明されています。家庭では、子どもの名前、年代、作品番号が分かる簡単な一覧で十分です。

作品番号の一覧には、次の項目があると後から探しやすくなります。

  • 作品番号
  • 作者名または家族内で分かる呼び名
  • 制作年、年齢、学年(不明なら「不明」のままにする)
  • 作品名、材料、おおよその寸法
  • 表裏・付属品・外れた部品の有無
  • 現物の保管場所と、残す・撮影・確認中の区分
  • 本人の一言と、公開してよい範囲

現物保管は湿気と光に注意

代表的な作品を現物で残す場合は、高温多湿、直射日光、水漏れの可能性がある場所を避けます。

平面作品は、完全に乾いていることを確認し、作品同士がこすれないようにします。立体作品は、部品をテープで直接固定せず、箱の中で動かないよう周囲を保護します。

箱には、子どもの名前と年代、内容を書きます。

紙作品は、箱に合わせて折ったり、作品がはみ出したまま入れたりしません。米国国立公文書館の家庭資料の保管案内では、原物を曲げずに収められる大きさの容器を使い、詰め込みすぎず、粘着剤を避ける方法が示されています。傷みやすい代表作は、作品より大きい保存用のフォルダーやスリーブへ1点ずつ入れる方法があります。

額に入れて飾る作品は、光に当たり続けると退色や変色が進みます。原物は箱で保管し、撮影画像から作った複製を飾る方法もあります。原物を額装する場合は、作品の表面がガラスやアクリルへ直接触れない状態にします。

かび、虫、湿り気がある作品は、ほかの作品から離し、袋や箱の中で混ぜません。米国国立公文書館は、かびた紙が健康上の危険になり得るため取り扱いを減らし、水分や高湿度の原因を除くよう案内しています(かび・虫害がある家庭資料の扱い)。思い出や価値があり、開くと割れる、固着している、複数片に壊れている場合は、無理に撮影準備をせず保存修復の専門家へ相談します。

データの整理方法

フォルダー名は「2020_小学1年」「2021_小学2年」のように、年代と成長段階が分かる形にします。

立体作品の複数画像は、同じ作品番号でまとめます。

  • K001_front
  • K001_left
  • K001_right
  • K001_back
  • K001_top

難しい名前にする必要はありません。家族が見て分かり、画像の順番が保たれることが大切です。

撮影直後は、作品番号と画像が合っているか、表裏や方向の抜けがないかを確認します。色や傾きを調整する場合は、撮影した元画像を上書きせず、「保存用の元画像」と「家族が見やすい閲覧用画像」を分けます。

画像は1台のスマートフォンやUSBだけに置かず、複数の場所へ保存します。米国国立公文書館の家庭資料のデジタル化案内では、3つのコピーを2種類の媒体へ保存し、そのうち1つを別の場所へ置く「3-2-1ルール」と、Who・What・Where・Whenの基本情報を付ける方法が案内されています。家庭では、パソコン、外付け媒体、別の場所にあるクラウドなど、同時に失わない組み合わせを選び、年に1回は画像を開けるか確認します。

家族保存用と公開用は別に

子どもの顔、氏名、学校名、名札、制服、住所が分かる背景は、組み合わせによって本人を特定する情報になります。個人情報保護委員会も、SNSで住所が分かる写真、自分や友達の名前、学校名を公開する危険へ注意を促しています(学ぼう個人情報)。

家族保存用は作品の裏書きや名札も含めて残し、SNSや作品集へ載せる公開用は別ファイルを作ります。公開用では、氏名、学校・教室名、顔、位置情報、制服や住居の写り込みを確認し、必要な箇所だけを隠します。友達との共同作品や他の子どもが写る写真は、わが家だけの判断で公開しません。

子どもの絵や工作も、創作性があれば著作物になり得ます。文化庁は、他人の著作物を利用する場合、著作物か、保護期間内か、許諾が必要かに加え、著作者人格権や肖像権なども確認するよう案内しています(他人の著作物を利用したい場合など)。家庭内で保存することと、ウェブで一般公開することを同じ扱いにせず、公開前に作者本人の意向を確認してください。

撮影完了チェックリスト

  • 残す・撮影・家族確認・状態確認の区分が付いている
  • 作品番号と画像ファイルが一致している
  • 平面は四隅、立体は必要な方向と細部が写っている
  • 裏書き、題名、外れた部品、付属資料を確認した
  • 作者、制作年、寸法、材料、本人の一言を記録した
  • 元画像を上書きせず、閲覧用画像を分けた
  • 家族保存用と公開用の範囲を分けた
  • 画像を複数の場所へ保存し、実際に開けることを確認した
  • 現物を手放す前に、本人と受け取りたい家族へ確認した

撮影後もすぐには捨てない

撮影後すぐにごみ袋へ入れるのではなく、作品を並べて小さな鑑賞会を開く、子どもと写真を撮る、祖父母へ画像を送るなどの区切りを作ります。

作品と一緒に子ども本人を撮影すると、大きさと当時の成長も分かります。ただし、学校名や名札が写る写真をオンラインで共有するときは公開範囲に注意します。何を残すか迷う場合は、思い出整理の3分類も判断材料になります。

手放すことを「捨てる」だけで終わらせず、「記録して家族で見た後、ありがとうと言って区切る」流れにします。

自力撮影と専門撮影の選び方

家庭で少数を撮るなら、スマートフォンで十分始められます。作品が大量、立体物が多い、大きさがある、色と形をそろえて残したい場合は、専門撮影を検討します。

業者へ依頼するときは、背景色、撮影方向、画像枚数、作品の大きさ、搬送、破損時の扱い、原本保管期間を確認します。

キオクラで残す作品を確認

キオクラは京都府・滋賀県のご自宅で家一軒分の品を確認し、片づけ前に残したい絵や工作を処理対象から分けます。物として残す作品、撮影して残す作品、家族へ確認する作品を決め、撮影対象は京都市内の専用スタジオへ運びます。

平面作品は正面から1カット、立体作品は正面・左側面・右側面・背面・背面左・背面右・俯瞰の計7カットを基本とします。A4までの平面作品、工作、粘土作品、トロフィーなどを承り、大型、長尺、重量物、反射・透明素材は訪問時に撮影可否と見積りをご案内します。

完成画像はUSBへまとめて納品し、QR閲覧はデータの納品日から1年間です。デジタル化した元品と社内の作業用バックアップは納品後30日間保管します。家の中で価値が見込める家財は査定し、売るか残すかを依頼者が選べます。合意した範囲の仕分け、搬出、適正処理の手配、簡易清掃まで含めた片づけの中で進められます。

よくある質問

処分は何歳から本人に聞く?

年齢だけで一律に決めず、選べる数を少なくして参加してもらいます。「全部いる?」ではなく、「この中で一番好きなのはどれ?」と聞きます。本人が決められない作品を、親がその場で捨てる必要はありません。

作品と子どもを一緒に撮る?

作品の大きさと当時の成長が分かるため、有効です。鑑賞用の作品単体写真とは別に撮ります。学校名、名札、制服、家の場所が分かる情報をオンライン公開するときは注意してください。

絵の裏にも文字があります

表と裏を別々に撮影し、同じ作品番号で管理します。裏面に氏名、学年、先生のコメントがある場合は個人情報が含まれます。家族共有用と公開用の画像を分ける方法があります。

大型や丸まった絵は撮れる?

大きさ、丸まり、材質、傷みを確認する必要があります。キオクラの標準区分はA4までとA3〜A2で、A1以上は個別見積りです。無理に折ったり逆巻きにしたりせず、訪問時に現状を確認します。

壊れかけた作品は運べる?

部品の外れ、ひび、接着の劣化、重心を確認します。安全に搬送・撮影できない場合は受付できないことがあります。家庭で補修を試す前に、全体と破損部を撮影し、素材と大きさを伝えてください。

作品だけでも依頼できますか

作品撮影だけの相談も受け付けます。ただし、作品の大きさ、数量、訪問条件、受付状況によっては受けられない場合があります。家じまいや住み替えで写真、アルバム、VHS、賞状なども見つかっている場合は、家一軒の片づけの中で一緒に確認できます。

参考・出典

家一軒の不用品回収・片づけを無料見積り

片づけたい範囲や家財の量が分からなくても、ご相談ください。現地で作業内容と費用をご案内します。買取できる品の査定、写真のデジタル化や不要なパソコンの引き取りも、ご希望に応じて確認します。

部屋数や主な家財など、分かる範囲でお知らせください。品目・訪問条件を確認し、対応できる範囲と処理方法をご案内します。

任意項目を入力する物件の種類・立会い・希望時期などを伝えると、ご案内がスムーズです。
原則として送信から24時間以内に、担当者からお電話またはメールでご連絡します。